生麩あれこれ

This and that

金沢名物の生麩(なまふ)を原材料にこだわって
製造しております。
特に風味豊かなあんを生麩生地で包んだ当店なら
ではの伝統銘菓、麩まんじゅうは、皆様に大変ご
好評を頂いております。
栗・金柑・梅や季節の果実を入れたもの、紫いも
や抹茶を生地に練り込んだものなど種類も豊富に
ご用意しております。
まんじゅうを包む生笹のさわやかな香りがおいし
さを一層引き立てる逸品です。当店一番のおすす
め品、麩まんじゅうをぜひ一度ご賞味下さい。

ダイエットに適した低カロリー・高タンパク食品「生麩」は女性に大人気です。

麩の原料であるグルテンは、小麦から得られる植物性タンパク質成分。これには低カロリー・高タンパク、消化吸収力が高いなど多くの優れた特徴があります。摂取カロリーを抑えながらも必要な栄養素を無駄なく取り入れられ、最近ではダイエットに最適の「ヘルシーな食品」として、多くの女性に注目されています。

「生麩」はお子様からお年寄りまで安心して食べられる健康食品です。

グルテンは脳の発育や活性化に有効なグルタミン酸を大量に含んでおり、また消化吸収が良く、栄養価の面でも優れていますので、生麩は身体に大変優しい健康食品であると言えます。

製造・販売元である「麩金(ふうかね)」が提供する生麩とは・・・

「茶庵」でご提供している商品の製造元である「麩金(ふうかね)」は、金沢・京都・東京の老舗料亭や割烹料理屋などに生麩を卸しています。生麩は高級な食材であると思われがちですが、一般家庭での料理の華として、またお茶請けとして、日常に親しまれています。

「生麩」は金沢と深い関わりを持っています。

©石川県観光連盟

 生麩は元々中国から京都に伝来したものですが、金沢は古くからお寺の多い土地柄で、法事などの際に出される精進料理の食材として盛んに用いられるようになりました。また当地は、厳選された小麦粉や霊峰白山の良質な水に恵まれ、生麩の製造に適した土地柄であったという事も、現在の金沢・加賀生麩文化に繋がる所以(ゆえん)となっています。四季の表情豊かな北陸の食材を生かし、季節感あふれる菓子(ふまんじゅう等)もバリエーション豊かに作られています。

生麩ができるまで

Process

生麩の原料「グルテン」が秘める特長

写真いっぱいに写っている白いプリプリとした物質が、生麩の原料「グルテン」です。グルテンとは小麦から取り出された植物性タンパク質成分の事で、別名「小麦タンパク」とも呼ばれており、パンやうどんの原料としてもよく知られています。グルテンは弾力性に富んでおり、表面に触れてみると指が押し返される程の感触が味わえます。また非常に粘り気が強いという性質も合わせ持っています。弾力性と粘性、この2つの要素が生麩独特のモチモチとした食感を生み出す素となっているのです。

グルテンともち米の絶妙な融合

このグルテンにもち米を加え、混ぜ合わせる事によって生麩生地が作られるのですが、混ぜるもち米の割合によっては生麩の出来が全く違ってきます。もち米の分量を増やし過ぎるとグルテンに含まれる優良な栄養素のバランスが崩れてしまいますし、逆に減らし過ぎるとパサパサした食感になってしまいます。日によって微妙に異なるグルテンの質感を的確に捉え、もち米と絶妙な比率で混ぜ合わせる事により、ヘルシーで食感豊かな生麩が誕生します。

当店が提供する生麩製品

こうして作られた生地を基に、「麩万寿(ふうまんじゅう)」等の菓子や「細工麩」、「手まり麩」など様々な生麩が生み出されていきます。麩万寿とは上質の餡を生麩生地で包んだ当店ならではの伝統の銘菓で、餡(あん)の中に栗・金柑・梅や季節の果物を入れたもの、生麩にいちごや抹茶を練り込んだものなどをご提供しています。また細工麩は桜や紅葉、梅などの形をした彩り鮮やかな生麩、手まり麩はその名の通り手まりの形をした生麩で、共にお吸い物や煮物の華として重宝されています。

生麩Q&A

Q&A

ここではお客様からよく寄せられる、生麩に関するご質問についてお答えしています。
何かご質問がございましたら、「お問い合わせ」よりどうぞお気軽にお尋ね下さい。

「生麩」は「乾燥麩」とどう違うのですか?

「生麩」とお吸い物などに使われる「乾燥麩」とでは原料に違いがあります。どちらも「小麦タンパク=生グルテン」を使用するのは同じですが、生麩はグルテンにもち米を混ぜて作るのに対して、乾燥麩はグルテンに小麦粉と少量のうるち米粉を混ぜて焼き上げます。良質のもち米を混ぜる事により、モチモチとした食感がより一層引き立つのです。

「生麩」は「乾燥麩」と比べて値段がやや高いような感じがありますが?

生麩の原料として使用されているもち米は、乾燥麩の原料である小麦粉やうるち米よりも高価で、また乾燥麩は焼くと何倍にも膨れるため、同じサイズでも生麩と乾燥麩では値段がかなり異なります。さらに生麩は「生もの」ですから品質の管理が乾燥麩よりも大変で、結果的に生麩の方が高くなってしまいます。ですが、当店が提供する生麩はどれも値段に劣らない品々であると確信しております。

「生麩」はあまり日持ちしないと聞いたのですが?

乾燥麩は梅雨時の管理さえしっかりすれば長期間保存できるのに対して、生麩は解凍状態だと冷蔵庫で2~3日程度しか保存する事ができません。しかし、冷凍すれば長期間保存しておく事が可能です。

「生麩」を頂いたのですが、食べ方を教えて下さい。

麩万寿は冷凍の状態にあると思われますので、自然解凍で固さを見ながらそのままお召し上がり下さい。また、料理用の生麩であれば、冷凍状態のものから必要な分だけを切り出し、余った部分は再び冷凍してください。お好みの大きさに切れば、用途にあったお料理にお使い頂けます。(鍋、すき焼き、煮物、刺身などにご利用頂けます。また生麩は油分との相性が良いため、天ぷらや唐揚げにも適しています。)是非一度ご賞味下さい。